公共施設のトイレには、常に清潔さ・耐久性・快適性が求められます。従来の汚垂石は吸水率が高く臭いを吸着しやすいため、嫌な臭いが発生しやすく、清掃の負担が大きいという課題がありました。さらに、割れや欠けなどの劣化も起こりやすく、長期的な維持管理にコストがかかる点も問題でした。IAI庵原運動場の整備工事では、こうした課題を解決するために、新素材「アベイラス スーパー汚垂石」の導入が検討されました。

導入製品の概要

「アベイラス スーパー汚垂石」は、天然石英石とMMA樹脂を高密度に成形した次世代の人工汚垂石です。吸水率は0.04%以下とほぼゼロに近く、アンモニア臭を吸着しにくいため、トイレ特有の臭いを大幅に軽減します。また、天然御影石の約2倍という高い硬度を持ち、傷や割れがつきにくい点も特長です。さらに、明るい色調でも汚れが染み込まないため、デザイン性にも優れています。従来の御影石やセラミックタイルと比べても、防汚性・耐久性・コストパフォーマンスのすべてにおいて優れた製品といえます。

施工内容

IAI庵原運動場のトイレでは、やさしいベージュ色の「アベイラス スーパー汚垂石」を採用しました。光沢のある上品な質感が空間を明るくし、利用者に清潔で快適な印象を与えています。施工においても、従来のセラミックタイルでは難しかった現場でのカットが可能なため、スムーズな施工と美しい仕上がりを実現できました。厚さ10mmの薄型設計により、床との段差を抑えたフラットな仕上げも可能となっています。

導入効果とメリット

導入後のトイレでは、臭いの発生が大幅に抑えられ、清掃にかかる手間や時間も削減されました。割れや欠けのリスクが少ないため、長期間にわたり美観を維持でき、維持管理コストの削減にもつながります。公共施設の利用者にとっては、明るく清潔感のあるトイレ空間を安心して利用できるメリットがあり、管理者にとっても運営の効率化を実現する施工事例となりました。

公共施設トイレに最適な汚垂石

IAI庵原運動場の整備工事におけるトイレ施工事例は、「アベイラス スーパー汚垂石」の優れた性能を証明するものとなりました。公共施設のトイレに求められる防汚性・清掃性・耐久性・意匠性をすべて兼ね備え、利用者に快適な空間を提供しながら、管理者にとっても長期的なコスト削減を可能にします。

今後は、公共施設だけでなく、商業施設やオフィスビルなど、多くの人が利用するトイレへの導入が広がることが期待されます。清潔で快適なトイレ環境を実現するために、「アベイラス スーパー汚垂石」は最適な選択肢といえるでしょう。