導入事例

滑らない浴室へ!防滑タイル「アンプロップ」で安全リフォーム

浴室で転倒事故が起こる理由とリスク

高齢者の救急搬送データでは、住宅内事故の約9割が「ころぶ・落ちる」に分類され、その事故場所は「階段」に続き「風呂場・脱衣所・洗面所・トイレ」が多いと報告されています。特に浴室床は水や石鹸で滑りやすく、転倒時は硬い浴槽や水面への衝撃で大けがにつながりやすいことが課題です。

防滑床材の種類と選び方──タイル vs. コーティング vs. マット

防滑対策には主に3つの方法があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、住まいや使用する人の状況に応じた選択が重要です。

1つ目は「防滑タイルへの張り替え」です。これは最も耐久性に優れ、見た目も自然な仕上がりになるのが特長です。新築のような美しい仕上がりを望む方に向いています。ただし、既存のタイルを剥がして下地処理を行う必要があるため、工期が長くなったり費用がかさむ場合があります。

2つ目は「防滑コーティング剤の塗布」です。床面に専用の滑り止め剤を塗布する方法で、施工が1日で完了する手軽さが魅力です。しかし、数年経つと効果が薄れ、再塗布が必要になるため、長期的な維持管理を考慮する必要があります。

3つ目は「滑り止めマットの設置」です。最も低コストで、敷くだけで即座に滑り止め効果が得られますが、マットの下に水が溜まりやすく、カビやぬめりの原因になることがあります。衛生面や掃除の手間も含め、こまめなメンテナンスが求められます。

こうした中で、長期的な安全性と美観の両立を重視する場合には、防滑タイルによるリフォームがもっとも費用対効果に優れた選択肢といえるでしょう。中でも「アンプロップ」のような製品を使えば、安全性・清掃性・デザイン性をバランスよく備えた浴室空間を実現できます。

防滑タイル「アンプロップ」の特徴と他製品との比較

「アンプロップ」は水はもちろん石鹸水上でも滑り抵抗値(C.S.R.)1.3以上を維持し、鉄の約4倍の硬度を持つハードタイプをラインナップ。吸水率0.04%と極めて低くカビや藻が発生しにくいため、清掃負担を大幅に削減できます。また既存タイルの上から貼るカバー工法に対応し、撤去工事を省略して工期を短縮できます。

リフォームの流れと費用相場──カバー工法で短工期・低コスト

リフォームは「現状調査→プラン・見積→既存床洗浄→アンプロップ貼付→養生→完了検査」の流れが一般的。カバー工法なら戸建て浴室(1坪)の場合でも1〜2日で完了し、費用は約20万〜40万円が目安です。タイル撤去を伴う従来工法に比べ、産廃処分費と下地調整費を抑えられるためトータルコストを30%以上削減できるケースもあります。

介護保険の住宅改修補助

アンプロップはテクノエイド協会の福祉用具(TAISコード 01591-000003 ほか)に登録されており、要介護・要支援認定者なら介護保険の住宅改修費支給(上限20万円、自己負担1〜3割)を利用できます。滑り止め床材の貼替は対象工事に含まれるため、自己負担を実費数万円に抑えて安全な浴室へ更新可能です。

浴室は家庭内で転倒リスクが高い場所ですが、防滑性能と耐久性に優れたタイル「アンプロップ」を使えば、短工期・低コストで安全性と清掃性を同時に高められます。介護保険の補助制度も活用し、家族全員が安心して使える浴室環境を整えましょう。

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